買い物不便者問題実態調査
実施期間 2012年度~2015年度
パートナー 津和野町つわの暮らし推進課
実施事業

平成26~27年度買い物不便者対策事業(津和野町委託事業)

生協総研賞 第11回助成事業研究(鈴木亮平)

内容

限界集落を抱える中山間地域での買い物不便者対策に取り組みました。
津和野町では昔から魚の行商が多く、忙しい農家の暮らしを支えていました。
近年では、各集落が高齢化していく中で、魚だけでなく、パンや菓子、総菜等、生活に必要な様々なものを車に積むことで、高齢者に買い物の場を提供しています。
しかし、実態を調べてみると、移動販売事業者自体が高齢化していて持続性に欠けていること、各事業者が独自のルートで巡回していることで、どの事業者も立ち寄っていない空白地帯が存在することがわかりました。
津和野町役場と一緒に、既存の移動販売を活かして、どの集落にも移動販売が立ち寄れるようにし、各事業者が継続できるようなサポートをしていく仕組みを考えました。
たなカーをどう行政がコントロールし、買い物不便地域をなくすかというチャレンジです。
「もやいマップ」というwebマップを開発し、移動販売のルートの最適化や、事業者と集落のマッチングを図りました。
また、事業者と地域住民間の情報共有を円滑にするために、ケーブルテレビを活用した情報発信を提案しました。
移動販売事業者が地域住民の健康状態を把握していることから、地域包括支援センターと連携した見守り体制の構築も検討しました。
行政と連携することで、移動販売事業者にとっても効率よく販売できる環境とすることを目指して提案をしました。

リンク

買物不便者対策idea-book
生協総研賞 第11回助成事業研究